こんにちは。ワンオペ育児について、考えることが増えました。
一人で育児を抱え込むことで余裕がなくなる。子にも保護者にも良いことはないですよね。
何か悲しい事件が起きると、「周囲に頼れなかったのか」「もっと早くSOSを出していれば…」。
ワンオペ育児の状況を減らすには、何が必要なのか。
・現状、育児を担えていない親の育児参加を促す
・支援制度の拡充
この2つの観点から、私なりに考えてみました。
親の育児参加を促す
長時間労働に従事し、育児したくてもできない親。こうした人のパートナーは、必然的にワンオペ育児を担っています。親がもっと家庭で活躍できるようになれば、ワンオペ育児人口も減るでしょう。
そのためには、更なる働き方改革が必要です。
・業務時間が短縮され帰宅時間が早まる
(理想は、業務効率化による短縮。給与は減らない)
・中抜けや時差出勤を推奨するなど、より柔軟に時間を使えるようになる
こうした改革が進めば、親たちも育児を担いやすくなるのではないでしょうか。もちろん、業種によっては難しいかもしれませんが、経営陣には是非、どうすれば実現でき、働きやすくなるか考え、新しい風を吹かせる努力をしてほしいと思います。
つねづね考えているのですが、多くの企業で基準とされる8時間労働は長すぎませんか。
特に子どもを育てるには、この勤務時間では無理だと思います。是非ここから見直していっていただきたいです。
現在、私は出勤を1時間遅らせ、退勤を1時間早め、計マイナス2時間の時短勤務をさせてもらっています。拘束時間は10時-17時。18時に夕飯、20時過ぎに就寝。平日はギリギリです。
子どもを寝かせる時刻、家族で過ごす時間、もろもろ考えると、
個人的には、16時退勤がベスト
だと思っています。ちなみに、このケースは子2人とも保育園児。小学生になれば、またベストな退勤時刻は変わってくるでしょう。未知の世界です。
また、賃金の話ですが、当然、フルタイムから時短に変更すれば給与は下がります。時短制度があるからヨシ!ではないのです。給与が下がるくらいなら今のままでいいや…ってなっちゃいますよね。
業務時間を短縮しても給与が減らなければ、多くの人は、早く帰れるよう業務効率化をはかるのではないでしょうか。フルタイムの勤務時間見直しは私の悲願です。
支援制度の拡充
育児支援制度の中で、ワンオペ育児の状況を打開できそうなものを、以下に挙げていきます。(自治体にもよります)
・児童館や保育園の一時預かり保育
・依頼会員、支援会員ともに登録制「ファミリー・サポート・センター」
・派遣型保育サービス
・宿泊型預かり保育
・民間のシッターサービス
大変ありがたい制度です。私は利用したことがありませんが、実際助けられている人もいるのでしょう。
しかし、これらに共通するのは「事前登録制」ということ。登録には、毎月2回開かれている説明会への参加が必須、という条件がある場合もあります。私は第一子妊娠中、この条件をみて諦めました。支援を受けるのも楽じゃないという感想です。
困った時、かけつけて助けてくれるような存在があればな、と思います。
ただ、制度が整っていても、「子どもを他人に預ける」ことに抵抗のある場合もあります。
「育児は親、家族が担うもの」といった固定観念があるか、「そもそも自分のパートナーが育児に参加できない。まずはこちらを改善したい」といったところでしょうか。預けた子どもがシッターに虐待されてしまったという事件もあったので、そうしたリスクを避けたい場合もあるでしょう。
支援制度には、まだまだ改善の余地があると思います。
ワンオペ育児当事者として
私は月に8日程度、夫の仕事の関係で、ワンオペ育児に従事しています。それ以外は夫と2人で子どもを見られるので、恵まれている方かもしれません。こんな私でもワンオペ育児は辛いと感じます。
私の場合は特に、子ども達の要求を十分に満たしてやれないことが辛いですね。
心ゆくまでだっこしてほしい、ねんどやハサミ、絵具で遊びたい、それぞれの年齢に合った絵本を読んでほしい。このような些細な要求も、大人1人だとなかなか叶えてやれないのです。子ども達どちらか一方に我慢させてしまうことがあり、申し訳ない。
次点で辛いことは、単純に手が足りず、バタバタすることです。
一方のおむつを替えているときに、もう一方がクレヨンを食べようとしている…
一方のごはん介助をしているとき、もう一方が「トイレに行きたい!」と走る…
床に漏れたおしっこの処理をするのが先か、ギトギトの手を洗うのが先か?
シッターさんに来ていただくほどでもないけど、今ここに夫がいて、チョイと手を貸してくれたらなあ…という場面は、育児をしていればいくらでも訪れます。
今、育児に従事している皆さん。日々本当にお疲れ様です。
少しでも子育てがしやすくなるよう、選挙に行くのも大事ですね。子育て世帯はもはやマイノリティなので、投票率を上げて、声をかき消されないようにしていきましょう。
もう締め切りを過ぎてしまいましたが、↓の記事のようなアンケートにも積極的に答え、当事者として意見を表明していきたいと思ってます。今後もアンテナを張っていきますので、引き続きよろしくお願いいたします。
kabutomushimesu.hatenablog.com