一人目の育児はわからないことだらけで、本やネットの情報を頼りに、様々なことを 四角四面に守っていました。理想の育児というやつです。
現在我が家では自嘲を込めて「崇高な育児」と呼んでいます。
しかし、2人目が産まれてからも同じことをしているのかと言われれば「否」。
理想と現実は違います。うちでは子どもが2人になってから、ようやく現実を認められました。
今回は2人目でやらなくなったことについてまとめました。
やらなくなったことのまとめ
3歳まで市販おやつを食べさせない
上の子のおやつは
・ドライフルーツ
・きな粉と牛乳を混ぜたもの
・ヨーグルト
・赤ちゃん用品店で売っているようなやさしいおやつ
などで、市販の甘いおやつは3歳からと決めていました。理由は、①虫歯予防、②甘いものを食べる癖を作りたくなかったため。
今、上の子は3歳。めでたくおやつ解禁です。
上の子が嬉しそうに食べているのを目の当たりにする1歳。
きょうだいのうち片方だけ我慢させる状況は、うちでは作りたくないなと思いました。
うちの場合、市販のおやつを買うタイミングは、遊びに出かけた先で買い物するときや、祖父母とのお買い物のときくらいです。頻度でいうと、月に2~3回程度。これくらいなら、1歳でも食べられそうなお菓子ならヨシ!としています。
最近ですと、ポイフルやアンパンマンのクッキーなどを食べていました。
おやつを分け合い、きょうだいで楽しそうに食べているのを見ると幸せな気持ちになります。
テレビを極力見せない
上の子は、基本的にはEテレ(おかあさんといっしょ、いないいないばあっ!など)のみでした。YouTubeなどはキリがないし、おしまいにして泣かれるのが心配でしたので家では見せない、祖父母宅でだけ。
しかし上の子も成長し、映画(アナと雪の女王、となりのトトロなど)も楽しめるようになりました。ハマると毎日のように鑑賞しています。
余談ですがYouTubeも、例えば「ハープはこんな楽器だよ」「これがオペラだよ」など、会話の流れで見せるならアリかなと考えるようになりました。
必然的に、下の子も楽しんでいます。
子どもたちがテレビに夢中になっている間は大人も一息つけるのも正直なところ。
ただ、続けて何時間も見せないようにだけは気をつけています。テレビを惰性で見るのが好きでないので、「今、テレビ消せそうだな」というタイミングは逃しません。
親の使った箸でご飯を与えない
虫歯対策に、「箸の共有はしない。なぜなら大人の口腔内の虫歯菌が移ってしまうから」というものがあります。同じ理由で、
・熱い食べ物をフーフーしない
・子どもの近くで歯磨きしない
というものもあります。
虫歯予防になるならと思い、上の子のときは頑張っていましたが、子どもが二人になると大変です。下の子が産まれてからも試みましたが、いちいちやってられん!と諦めてしまいました。
歯磨きはがんばっています。
ぴよログ等のアプリでの詳細な記載
育児記録は、我が家では「ぴよログ」という便利なアプリを利用していました。
上の子は1歳2ヶ月頃の卒乳まで、毎日「授乳、食事、睡眠、排泄、身長体重」を記録していました。特に初期は、夫が雑な記録をするとキレ散らかすほど「記録しなければ」と憑りつかれていました。
一方2人目は新生児期から「授乳、睡眠」のみ。時間も大ざっぱでした。そして1歳1ヶ月頃の卒乳まで、記録は続きませんでした。だいたい毎日同じ時間に食べ、寝ていましたから…
今は、節目節目の健康診断で測った体重、身長のみ記録しています。ぴよログでは成長曲線が見られるので、衣類の整理、購入のときに役立てています。
子どもの前でスマートフォンを使わない
上の子が誕生し、「子どもの前でスマホを見て、子どもの呼びかけに気がつかない親にはならないぞ」と考えていた時期が私にもありました。子どもの「かまって」を、きちんと受け止めてやりたいと考えていたのです。
この考えは間違っていないと思いますが、上の子育児ではちょっとがんばりすぎて、キャパオーバーになってしまいました。
そこで、「スマホを見ても良いが、子どもに呼びかけられたら手を止め、目を見て返事する」までハードルを下げたら楽になりました。
最後に
上の子育児において、よく夫に「そこまで気を使わなくてもいいのでは?」「張りつめすぎると身体によくないよ」と心配されていました。
当時は、そうは言っても子どものためじゃん!と反発し、「私はこんなにがんばっているのに夫は気楽すぎる、もっと子どものことを考えてくれ」などとキレていました。
今振り返ると、「親なんだからこうしなきゃ」「これができなければ親失格」などと、自縄自縛に陥っていたのだと思います。理想の親になれない自分が許せないというか。
「こうしなきゃ」を手放すことで、私は楽になりました。
たしかに、子どもへの影響を考えると完璧にこなせるに越したことはないかもしれませんが、ストレスが溜まってイライラしてしまう方が悪影響ですよね。
無理なく楽しく子育てをして、家庭を安心できる場所にするのが一番子どもにもいい影響を与えると思っています。