国立感染症研究所が新型コロナウイルスのエアロゾル感染を認める。子どもたちへのコロナ対策への見直しについて考えてみました。
先日、国立感染症研究所が、新型コロナウイルスの感染経路としてエアロゾル感染を追加しました。
エアロゾル感染があるということは、一見、「より厳格なコロナ対策を講じないといけないのでは」と思う方も多いかもしれません。
しかし、中国のようにゼロコロナを目指すのか?
これ以上経済を低迷させ、少子化を加速させていいのでしょうか。また、子ども達が日常的にマスク着用を強いられ、様々な行事を諦める現状を許していいのでしょうか。
今一度、政府はコロナ対策を見直す必要があると思うので、特に子どもたちに強いているコロナ対策の中で、見直して欲しいことをまとめてみました。
新型コロナウイルスが発見された当初は接触感染、飛沫感染が感染経路だとして数々の感染症対策が取られてきましたが、このように新しい事柄がわかったのに一向に感染症対策は変更されません。
それどころか、子ども達にマスクを推奨し、半ば強制的にマスクをさせている現状に怒りがわいてきます。
エアロゾル感染とは
エアロゾル感染というのは、マイクロ飛沫、エアロゾル、バイオエアロゾルとも呼ばれる空気中をただよう微小粒子の飛沫内に病原体が含まれていて、この微小粒子を介して感染することを指しており、感染経路として「飛沫感染」と「飛沫核(空気)感染」を包含している用語で、エアロゾル感染は世界的に統一した定義や見解はないようです(一部には空気感染と表現している場合もありますが、いわゆる空気感染とは原理が異なります)
引用元
実は、2021年の時点で、WHO及び厚生労働省は「エアロゾル感染の可能性がある」との見解を出していたのですが、今回、国立感染症研究も同じような見解を発表をしました。
毎日新聞の記事を読む限り、換気を積極的に行うことが重要なんだろうと認識できます。
余談ですが、飛沫対策として取り入れられたアクリル板は、換気を妨げ、感染のリスクを高める場合もあるという指摘もあります。
「アクリル板」実は感染対策に逆効果だという衝撃 | The New York Times | 東洋経済オンライン | 社会をよくする経済ニュース
見直して欲しい子どもへのコロナ対策
一律のマスク着用
今、日本では、外出しているほとんどの人はマスクを着用しています。
保育所でも3歳以上にはマスク着用を求めるところがあり、小学生以上の学生もマスクを着用しています。
マスク着用は厚生労働省が出している「新しい生活様式」に基づき推奨されています。
今では、三密(密接、密室、密集)とマスク着用、こまめなアルコール消毒等のコロナ対策は当たり前になっています。
しかし、子ども達、特に未就学児では正しくマスク着用できないので、保育所や学校でのコロナ感染を防ぐのはほとんど不可能ではないでしょうか?
というのも、エアロゾル感染するということは、感染者が呼吸をするだけで周囲に感染させるリスクが発生するということです。
子ども達に、コロナで重症化や死亡するケースがほとんどないのであれば、コロナと共存していく道しか残されていないと思います。
少し逸れますが、私には疑問に思っていることがあります。
確かにマスクには飛沫を防ぐ機能はありますが、2021年末にコロナ第5波が終息したときも国民はほとんどマスク着用していましたし、第6波の際も皆マスクしていました。
それなのにコロナは再拡大しています。
マスク着用を撤廃した国々も、マスクに関係なく増減を繰り返しています。
このことから、コロナ対策としては、マスク着用に大きな効果があるとは思えないんですよね。他の病気が減ったという話も聞きますが、検診控えで深刻な病気が見過ごされてしまったという話もあります。
先日行われたG7に出席した岸田首相もマスクしていませんでしたし(G7首脳会合及び各国首脳との会談等 | 首相官邸ホームページ)
アカデミー賞の受賞式でもマスクしている人はほとんどいませんでした。
今や海外ではマスクを着用している人は少数だと思います。
海外で行われるスポーツ中継を見ても観客はマスクしていません。それどころか、海外と中継を行っているアナウンサーもしていません。
子どもは保育所や学校でマスクを外すことができません。大人が変えていかなければならないと思います。
※子どもへのマスクに関する記事も書いているので良ければ見てください。
kabutomushimesu.hatenablog.com
コロナを理由にした行事や大会の中止
2020年2月頃から様々なイベントの開催の自粛が求められています。
現在、新型コロナウイルスが変異してオミクロン株が流行している状況で、新たな変異株の流行の兆しがあります。
これまで、変異株が発見されるたびに、過剰な対策をとることによって学生の部活の試合や修学旅行、遠足等のイベントが中止に追い込まれています。
子どもにはほとんど重症化しない新型コロナウイルスに対して、どうして一律に自粛やイベントの中止を求められるのでしょうか。
「高齢者に感染させるかもしれない」「より強毒化してるかもしれない」という意見がありますが、そもそも現在の日本では子どもは高齢者との接点があまりなく、大会もリスクの低い人たちしか参加していないはずです。そして、感染するのが怖い人は家にいればいいだけの話です。
強毒化を恐れるなら永遠にコロナ対策を取り続ける必要があるのですが、現実的ではありません。現に海外の国では規制を解除し始めています。
つい先日も高校野球でコロナ陽性者が出たチームの出場辞退というニュースがありました。
センバツ高校野球 広島商が出場辞退 チーム内でコロナ感染 | NHK | センバツ 高校野球
ラグビーも、濃厚接触者が出たというだけで出場辞退の勧告を受け、出場を辞退した高校もあります。
学生が部活に一生懸命打ち込んできた成果を出す機会すら奪われるのは理不尽です。
そして、その理由も大人の保身のためみたいなものだと、将来禍根を残しかねません。
東京オリンピックを開催できた実績があるのにそれを生かし切れていないような気がします。
コロナを理由に行事を中止するのを今すぐにやめるように政府は通達を出して欲しいです。
過剰なアルコール消毒
現在、日本中の至る所にアルコール消毒のボトルや機械が設置されています。
施設に入るとき、往々にしてアルコール消毒を求められます。
しかし、アルコール消毒が設置されている場所は、ちょうど未就学児の目線の高さくらい。目にアルコールが入ってしまう恐れがあり、注意が必要です。
なにより、大人より弱い肌にアルコール消毒を繰り返すのも悪影響な気がします。
最後に
日本では一度決められたことはなかなか変更されないという問題点があると思います。
新型コロナウイルスが発見されてから数々の変異株が出てきて、感染力が強まったものの致死率はかなり低下しています。
しかし、未だにコレラや結核などの感染症よりも強い隔離措置が取られ、PCR検査の陽性者は数日隔離され、また濃厚接触者についても隔離されます。
海外では、ノーマスクでの生活を行い、コロナに関する規制もだんだんと撤廃されている中、日本では未だに水際対策を続けていて経済の回復への道のりは遠いです。
経済への打撃と関連し、婚姻数と出生数は予想より下回り、少子化を加速させてしまいました。
せめて、子ども達に、当たり前の日常を取り戻したいです。
そのためには、私たちがコロナに関する認識を変えていく必要があるのではないかと思います。
関なおみ著の、『保健所の「コロナ戦記」TYOKO2020-2021』についての記事もよろしければ。
kabutomushimesu.hatenablog.com
築地から徒歩約5分!年齢別に楽しめる公園が隣接「中央区/築地川公園・あかつき公園」
築地場外市場から歩いて行ける距離にある「築地川公園・あかつき公園」をご紹介します。他ではあまり見られないユニークな遊具もあるので、子連れで築地に行くことがあれば是非!
築地川公園とあかつき公園について
築地川公園
所在地
東京都中央区明石町10ー2
最寄り駅
主な遊具
複合遊具×2、小川
幼児用施設
手洗い場、ベンチ
遊具について
複合遊具
2歳以下の子どもが遊べるような遊具と3歳頃から楽しめる複合遊具があります。
内容は、すべり台が多め。
地面も柔らかく、転んでもあまり汚れない素材です。乳幼児にも優しいと感じました。
あかつき公園
所在地
東京都中央区築地7-19-1
築地川公園と、道路を挟んで隣にあります。また、このあかつき公園も2つにわかれており、西側が「冒険広場」、道路を挟んで東側が「児童館側」。
最寄り駅
築地駅から徒歩約5分
主な遊具(児童館側)
ローラーすべり台、象形遊具、うんてい、鉄棒、上り棒、砂場、ブランコ、赤ちゃんブランコ、ジャングルジム、噴水
主な遊具(冒険広場)
ターザンロープ、幅広すべり台、タイヤ遊具、土管
幼児用施設
多目的トイレ、児童館が隣接
遊具について
児童館側
上り棒があるのが珍しいですね。なだらかで長めのローラーすべり台も人気でした。
バランスの良い公園で、赤ちゃんから大きい子まで、幅広く楽しめそうです。
ベンチやテーブルがたくさんあって、お昼ごはんを食べるならこちらがおすすめです。
お手洗いやごみ箱もあり、便利な印象。
日当たりも良く、かと言って日光がキツイ印象もありません。いい感じに木が生い茂っています。
冒険広場
ターザンロープや土管など、身体をめいっぱい使って楽しめるような遊具が多いです。4~5歳くらいから本格的に楽しめそうだと感じましたが、うちの3歳1歳もよく楽しんでいました。
日陰が多いので、夏も行けそうです。
この公園に行こうと思った理由
もともと築地で食べ歩きがしたいと思っていて、近くに良い公園がないかGoogleマップで探していたところ発見。実際行ってみたところ、3種類の公園が一度に楽しめて最高でした。(正確には2公園ですが)
個人的には、あかつき公園の冒険広場が特にヒットしました。あまり他では見られないユニークな遊具と、大好きなターザンロープが高ポイントです。
その他
近くに築地の場外市場があります。
我が家は、午前中に公園で遊んだ後に場外市場で食べ歩きをしています。
ただ、築地では幼児の食べられるものが限られているので、おにぎりを持参し、公園で食べてから築地へ向かいます。
余談ですが、築地で子どもが喜んで食べたものは以下の通りです。
・だし巻き卵
・えびせん
子ども達が海鮮を楽しめるようになったら、もっと頻繁に遊びに行きたいです。
子ども2人とコロナ自宅療養~食事編~7日分のメニューと、あって良かったもの
1歳息子が新型コロナウイルス陽性になり、外出を制限される生活が始まりました。
今回は、
・我が家の自宅療養中メニューについて
・買っておいて良かったもの等について
書いていきたいと思います。
メニューを考える上で
家族全員が濃厚接触者扱いとなり、ろくに買い出しにも行けない状況になりました。
初日にネットスーパーを利用して、牛乳や野菜、そしてお菓子を大量に購入し、自宅療養生活を乗り切ろうと考えました。
一週間のメニュー
朝 | 昼 | おやつ | 夜 | |
1日目 | 食パン バナナ |
たらこパスタ | フルーチェ | ペッパーライス |
2日目 | 手作りちぎりパン | 市販のピザ | 牛乳寒天 | 刺身、春巻き サラダ |
3日目 | 手作り食パン ハニートースト |
弁当 | フルーチェ | お好み焼き |
4日目 | お好み焼き | トマトリゾット トマトアボカドチーズ |
クッキー | ステーキ わかめサラダ |
5日目 | 保存食パン | ポトフ | 手製ゼリー | 天婦羅 そうめん |
6日目 | ハニートースト | おしるこ | クッキー | 冷凍餃子 揚げたこ焼き |
7日目 | 食パン バナナ |
サバ缶、ツナ缶 わかめサラダ、煮物 |
フルーチェ | ブロッコリーパスタ |
我が家の人気メニューランキング
1位:トマトアボカドチーズ
トマト、アボカドを一口大に切って耐熱容器に並べ、
チーズを乗せ、
オーブン210℃で20分、
焼きあがったらオリーブオイルと胡椒をかけて完成!
うちでは家族全員大好きなメニューです。野菜がたっぷり採れるのでよかったです。
2位:ブロッコリーパスタ
先日Twitterで、人気料理研究家、山本ゆりさんのレシピを拝見。
ブロッコリーをくたくたに煮込んでソースにしたイタリアのプーリア地方のパスタがめちゃめちゃ美味しい。にんにく、ブロッコリーの芯からも旨味が出るんで味付けが塩とチーズだけとは思えない!!アンチョビじゃなくベーコンで作ったけど十分美味です!!
— 山本ゆり(syunkon レンジは600W) (@syunkon0507) 2021年12月22日
1人分でブロッコリー100gも摂れるんで是非。 pic.twitter.com/eqrPHXfytA
くたくたになったブロッコリーは子ども達にも食べやすかったらしく、綺麗に完食。
ブロッコリーは今、求めやすい価格になっているようなのでオススメです!
3位:天婦羅、そうめん
天婦羅はとりもも肉とアスパラ、サツマイモを作りました。
普段はあまり揚げ物を作らないのですが、在宅時間が長いので思い切って作ってみました。子ども達はとりもも肉、サツマイモがお気に入りで、アスパラは大人で楽しみました。
あってよかったもの
・ゼラチン
・寒天
等のおやつ素材を、自宅待機が決まった時点で購入したのは大正解でした。
我が家では13時~15時はお昼寝の時間で、おやつのおかげか目覚めもぱっちりごきげんです。
最後に
自宅療養者への食糧品配送サービスも利用しましたが、とてもありがたかったです。
東京都のコロナフォローアップセンターへ電話依頼し、2日程で自宅へ。
量は1人分でダンボール3箱分。
内容は、水やポカリスエット、レンチンごはん、レトルト食品、ゼリー、おやつ、乾燥サラダ、ごまドレッシング、パスタ乾麺、パスタソース…
実用的なものばかりで、選んだ職員さんのセンスに脱帽です。
【二児育児】3歳1歳と楽しむおすすめのジブリ映画と子どもたちの反応
今回の記事では、うちの子ども達(3歳児と1歳児)に見せたジブリ作品とその反応について書きました。
小さい子どもへ見せる際、参考になれば幸いです。
おうち時間、どうしても子どもにテレビを見せる時間が増えてしまいがちです。
というのも先日、1歳の息子がPCR検査を受けまさかの陽性!!
息子は10日間の自宅療養。
同居の私、夫、3歳娘は濃厚接触者として、7日間の自宅待機。
長い長いおうち時間を余儀なくされました…。
息子の症状も軽く、辛そうでないのが救いですね。
個人的には、散歩に出られないのが大変です。外で遊ばせてやれないと、1日が長い。
というわけで、平日は1日に2~3回映画を見せています。
この自宅待機期間だけ…在宅勤務と自宅保育の両立のため…と自分を納得させながら。
作品について
となりのトトロ
総合評価:100点
集中度:最後まで集中して観ていた
影響力:強
・ベランダのチューリップへの水やりを、「明日には咲いてるかな!?」と楽しむようになった
・お弁当を、「サツキちゃんと一緒だ!」と喜ぶ
・まっくろくろすけでておいで~♪と歌う
・家を走りまわる
備考:1歳も気に入った様子で、サツキとメイがはしゃいでいるシーンや、レインコートを着たメイを見てキャッキャと笑っていました。
魔女の宅急便
総合評価:100点
集中度:最後まで集中して観ていた
影響力:強
・小さい箒にまたがり、飛ぶ真似をする
・キキのセリフを暗記し、会話の中で使う。「そんなことになりませんよーだ!」「素直で明るいキキはどこかへ行っちゃったみたい」「いい子だから言うこときいて!」「修行中の身」など。語彙も増えました。
・父が「このおばあさん、良いよね」と言うと「おばあさんじゃないよ。奥様だよ」と一蹴。
備考:1歳も気に入った様子で、キキが烏に襲われるシーンで大爆笑していました。最後の「がんばれ!がんばれ!」のシーンでは手を振って一緒に応援していました。
崖の上のポニョ
総合評価:100点
集中度:最後まで集中して観ていた
影響力:中
ポニョの話をたまにします。「保育園にポニョがいたらどうする?」「娘ちゃんもホットミルクに蜂蜜いれたい!」
備考:初めて観た時は、ポニョの父親を怖がっていました。
天空の城ラピュタ
総合評価:40点
集中度:洞窟で目玉焼きパンを食べているあたりでリタイア
影響力:なし
備考:「魔女の宅急便を見たい!」と主張する娘を宥めてラピュタを見せたという事情があり。娘の心を十分ひきつけた上で見せていれば、もっと楽しめたように思います。
1歳息子は、鳩にえさやりするシーンで大爆笑していました。
平成狸合戦ぽんぽこ
総合評価:50点
集中度:初めは集中しており、親に質問しながら理解しようとしていた。しかし地方の狸到着前にリタイア。
影響力:なし
備考:保育園の影響で、おばけや妖怪に興味を持っていたので、序盤は楽しんでいました。
もののけ姫
総合評価:20点
集中度:サンがたたら場を襲うシーンあたりでリタイア。
影響力:なし
備考:序盤、アシタカが戦で2人殺してしまったシーンで驚いていました。
最後に
子どもに作品を初めて見せる際、
・作品が子どもに合ったものかどうか
・いかに作品に興味を持って貰えるか
大人が確認したり、工夫したりすることが重要だと思います。
今回ご紹介した作品は、ジブリ作品の中でも、3歳1歳が楽しめるものをピックアップしたつもりです。(ラピュタ、ぽんぽこ、もののけ姫にはまらなかったのは誤算でした。)
また、トトロや魔女宅にはまっている娘に、新たな作品(うちの場合はポニョ)を見てみよう!と誘うには、相当のプロデュース力が問われました。
うちの場合は、
「ポニョの歌、知ってる?」「うん!(歌いだす)」
「(一緒に歌う)ポニョのお話があるんだけど、見てみる?」「こわくない?」
「こわくないと思うよ。一緒に見るから大丈夫。もしこわかったら止めようね」
といったやりとりがありました。
ジブリ作品は、大人になってから観ても楽しめます。他にも魅力的な作品がまだまだあるので、今回はまらなかった作品も含め、子の成長とともに一緒に楽しめたらと思います。
【歴史教育】3歳頃からの幼児教育でどのように歴史を教えていくのか
3歳と1歳を育てていて、歴史をどのように教えるか?考えることがあります。
幼児教育に「歴史」の項目はありませんが、日々の暮らしの中で興味を持って貰えるよう意識することはできますよね。
最近、ロシアがウクライナに侵攻したことにより、世界の情勢が急激に変化しています。
テレビやネットでもこの話題が連日取り上げられ、日本としてどのように対応するのか様々な議論が交わされています。
戦争を起こして人を殺してはいけないということは世界共通の認識だと思うのですが、
どこからが「戦争」なのか、それぞれの国の主張によって変わると思います。
歴史の認識は時によって戦争を起こすきっかけともなり得るのだと痛感しています。
今回は我が家で、子どもたちに日本の歴史についてどういう教育をしていこうか考え、方針をまとめてみました。
・ 歴史上で起こった事象について本人なりの考えを持つようにする
・ 歴史を暗記科目としてとらえないように試行錯誤する
学校での歴史教育
日本では小学3年生から「社会」の授業が始まります。
最初は「社会」の授業の中で地理について学び、その後、歴史について学んでいきます。
教育出版という教科書を作っている会社の資料を見てみると、歴史について本格的に学んでいくのは小学6年生からのようです。
※平成28年度用「小学社会」と「中学社会」の単元系統表
https://www.kyoiku-shuppan.co.jp/docs/h28chugaku/shakai_chiri/pdf/h28_shakai_pr1.pdf
歴史教育の重要性
過去から学べることがある
古代から近現代まで歴史を学んでいると、例えば以下のように、様々な学びがありますよね。生きていく上で役に立つことが多いように思います。
・人と人が争う要因
・近い国同士は仲が悪くなりがち
・経済には、低迷期と回復期がある
・選挙権は、行使する価値のあるもの
・文化の発展には社会情勢が大いに影響する
・価値観は変わることがある
・異なるバックグラウンドの人々がうまくやっていくことは難しい
・日本の資源だけではやっていけないので、他国と良好な関係を築くことも大事
・豊かな国は強い
※個人の感想です
自分の意見を言えるようになる
歴史を学ぶということは、事実を知り、自分なりに解釈することだと思っています。
歴史観は、人の数だけあって良いのです。日本国内でも、解釈の違い、立場の違いはありますよね。歴史を知らなければ、自分の意見もまとまりません。
特に国際化の進む昨今、自分の意見を持つことは必須スキルと言っても過言ではないでしょう。
また、海外の人と話していて、自国の歴史を聞かれたときに答えられた方が好印象なのは間違いありません。
我が家での「日本の歴史」の学び方の方針
知識も大事ですが、実際にその土地に行ってみてその土地の歴史について話してみることを意識しています。
今、3歳の娘にはまだ早いかもしれないですが、お出かけをするときはなるべくその土地のお話をするようにしています。
例えば、川越に行ったときは
「戦国時代に大きな戦いがあったんだよ」
「江戸時代は人がいっぱい住んでいて大きい街になったんだよ。何で人がいっぱいいたんだろうね?」
「お芋のお菓子が美味しいね!この辺でいっぱい採れるみたいだね」
という、駅の観光案内に書かれているようなことを伝えていました。
(私も夫もそこまで歴史に詳しくないので浅い知識ですが…)
遠くにお出かけに行く時にはその土地の歴史について多少なりとも勉強してから行くようにしています。
小学生や中学生のフィールドワークみたいですね(笑)
私自身、小学生のころ、家族旅行で黒部川ダムに行ったとき、
・ダムを作るのは大変で、作業員が亡くなる事故もあった
・ダムが出来たことで、水の安定供給が叶うようになった
などといった話を聞きました。
実際、大きな建造物としてのダムや、冬の富山がどれくらい積雪するのか(実際行ったのは夏なので写真でしたが)自分の目で見て、感銘を受けました。
「こんな豪雪地帯で、こんなにも立派なダムを作るのはさぞかし骨が折れたことだろう、ダムができることで多くの人に恩恵をもたらしたなら良かった」と感じたことを覚えています。
子ども達がもう少し大きくなってからは、歴史の授業が暗記科目だと思わせないよう、歴史に興味を持って貰えるような声かけをしたり、環境を整えたりしたいです。
子ども達の前で、夫婦間で「〇〇についてどう思う?」などと話し合ってみたり、
子どもの言うことにしっかり耳を傾けたり、
それとなく歴史漫画を置いてみたり。
日本の近代史(太平洋戦争あたり)の捉え方
例として太平洋戦争における日米の主張を挙げてみます。
日本の視点からだと、
・欧米から経済制裁を受けた
・日本にはアジア諸国の植民地支配を無くすという目的があった
・有色人種の差別撤廃
・日本も他の列強諸国と肩を並べるため、勢力拡大したかった
等、様々な要因があって戦争を始めなければならなかったというものになります。
アメリカ視点だと、
・奇襲で真珠湾を攻撃されたから
となるのでしょうか。
事実として、ざっくり書くと
ということになります。
日本からしたら本土空襲や原爆投下は非戦闘員を狙った非道な行いですが、
アメリカからすれば、戦争を早く終結させ、アメリカ兵の命を守るために仕方なく行った。そもそも日本から仕掛けてきたのだろ!
となるのです。
余談ですが、テレビでアメリカに留学している日本人が、歴史の授業について話していて
「(歴史は)事実を記憶する科目ではなく、事実に対して色んな解釈があることを理解する学問だと思った。」
と語っていて納得したことがあります。
最後に
一番は歴史の勉強を嫌いにならないで欲しいことです。
実際、学校の日本史や世界史では暗記することが多いと感じ、私はあまり好きではありませんでした。
しかし、実際に行ったことのある場所の話や好きな分野があれば、暗記もそれほど苦にはならないと思います。現に、私は大学を卒業してから司馬遼太郎の著書をいくつか読み、幕末時代に興味を持ち始めました。また、中学時代、国語の授業で学び好きになった「平家物語」と関連して、2022年NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」、アニメ「平家物語」など楽しく鑑賞しています。
歴史に興味を持てると、勉強がより楽しくなることをアラサーになって実感しています。
子どもたちが大きくなったときは今よりもっと海外との交流が盛んになっていると思うので、
自信をもって日本の歴史と自分の考えを他の国の人に伝えられるよう
になって欲しいです。
余談ですが、NHKBSプレミアム「映像の世紀」シリーズをオススメしておきます。
たまに放送しているので、録画して夫と鑑賞しており、「子どもが何歳になったら見せる?」と話しています。
ご興味があればこちらもどうぞ ↓
初めての育児の【理想】と、2人目からやらなくなったこと【現実】まとめ
一人目の育児はわからないことだらけで、本やネットの情報を頼りに、様々なことを 四角四面に守っていました。理想の育児というやつです。
現在我が家では自嘲を込めて「崇高な育児」と呼んでいます。
しかし、2人目が産まれてからも同じことをしているのかと言われれば「否」。
理想と現実は違います。うちでは子どもが2人になってから、ようやく現実を認められました。
今回は2人目でやらなくなったことについてまとめました。
やらなくなったことのまとめ
3歳まで市販おやつを食べさせない
上の子のおやつは
・ドライフルーツ
・きな粉と牛乳を混ぜたもの
・ヨーグルト
・赤ちゃん用品店で売っているようなやさしいおやつ
などで、市販の甘いおやつは3歳からと決めていました。理由は、①虫歯予防、②甘いものを食べる癖を作りたくなかったため。
今、上の子は3歳。めでたくおやつ解禁です。
上の子が嬉しそうに食べているのを目の当たりにする1歳。
きょうだいのうち片方だけ我慢させる状況は、うちでは作りたくないなと思いました。
うちの場合、市販のおやつを買うタイミングは、遊びに出かけた先で買い物するときや、祖父母とのお買い物のときくらいです。頻度でいうと、月に2~3回程度。これくらいなら、1歳でも食べられそうなお菓子ならヨシ!としています。
最近ですと、ポイフルやアンパンマンのクッキーなどを食べていました。
おやつを分け合い、きょうだいで楽しそうに食べているのを見ると幸せな気持ちになります。
テレビを極力見せない
上の子は、基本的にはEテレ(おかあさんといっしょ、いないいないばあっ!など)のみでした。YouTubeなどはキリがないし、おしまいにして泣かれるのが心配でしたので家では見せない、祖父母宅でだけ。
しかし上の子も成長し、映画(アナと雪の女王、となりのトトロなど)も楽しめるようになりました。ハマると毎日のように鑑賞しています。
余談ですがYouTubeも、例えば「ハープはこんな楽器だよ」「これがオペラだよ」など、会話の流れで見せるならアリかなと考えるようになりました。
必然的に、下の子も楽しんでいます。
子どもたちがテレビに夢中になっている間は大人も一息つけるのも正直なところ。
ただ、続けて何時間も見せないようにだけは気をつけています。テレビを惰性で見るのが好きでないので、「今、テレビ消せそうだな」というタイミングは逃しません。
親の使った箸でご飯を与えない
虫歯対策に、「箸の共有はしない。なぜなら大人の口腔内の虫歯菌が移ってしまうから」というものがあります。同じ理由で、
・熱い食べ物をフーフーしない
・子どもの近くで歯磨きしない
というものもあります。
虫歯予防になるならと思い、上の子のときは頑張っていましたが、子どもが二人になると大変です。下の子が産まれてからも試みましたが、いちいちやってられん!と諦めてしまいました。
歯磨きはがんばっています。
ぴよログ等のアプリでの詳細な記載
育児記録は、我が家では「ぴよログ」という便利なアプリを利用していました。
上の子は1歳2ヶ月頃の卒乳まで、毎日「授乳、食事、睡眠、排泄、身長体重」を記録していました。特に初期は、夫が雑な記録をするとキレ散らかすほど「記録しなければ」と憑りつかれていました。
一方2人目は新生児期から「授乳、睡眠」のみ。時間も大ざっぱでした。そして1歳1ヶ月頃の卒乳まで、記録は続きませんでした。だいたい毎日同じ時間に食べ、寝ていましたから…
今は、節目節目の健康診断で測った体重、身長のみ記録しています。ぴよログでは成長曲線が見られるので、衣類の整理、購入のときに役立てています。
子どもの前でスマートフォンを使わない
上の子が誕生し、「子どもの前でスマホを見て、子どもの呼びかけに気がつかない親にはならないぞ」と考えていた時期が私にもありました。子どもの「かまって」を、きちんと受け止めてやりたいと考えていたのです。
この考えは間違っていないと思いますが、上の子育児ではちょっとがんばりすぎて、キャパオーバーになってしまいました。
そこで、「スマホを見ても良いが、子どもに呼びかけられたら手を止め、目を見て返事する」までハードルを下げたら楽になりました。
最後に
上の子育児において、よく夫に「そこまで気を使わなくてもいいのでは?」「張りつめすぎると身体によくないよ」と心配されていました。
当時は、そうは言っても子どものためじゃん!と反発し、「私はこんなにがんばっているのに夫は気楽すぎる、もっと子どものことを考えてくれ」などとキレていました。
今振り返ると、「親なんだからこうしなきゃ」「これができなければ親失格」などと、自縄自縛に陥っていたのだと思います。理想の親になれない自分が許せないというか。
「こうしなきゃ」を手放すことで、私は楽になりました。
たしかに、子どもへの影響を考えると完璧にこなせるに越したことはないかもしれませんが、ストレスが溜まってイライラしてしまう方が悪影響ですよね。
無理なく楽しく子育てをして、家庭を安心できる場所にするのが一番子どもにもいい影響を与えると思っています。
3歳1歳と世田谷区/烏山プレーパーク「もぐら公園」へ。どろんこ遊びやアスレチックも!
こんにちは。今回もおすすめの公園をご紹介したいと思います。
子どもがもっと自由に遊べる場所を作りたいと、「NPO法人プレーパークせたがや」が運営している公園です。
制約や禁止行為を極力無くし、たき火や水遊びなども楽しめる、今時めずらしい公園です。
(※たき火は、プレーリーダーがいるときのみ。2022年3月現在、月火は休日。)
この公園について
所在地
東京都世田谷区北烏山8-5
最寄り駅
千歳烏山駅から徒歩20分(遠い!)
主な遊具
すべり台、ブランコ、ロープアスレチック、タイヤ、井戸、大型遊具
この公園に行こうと思った理由
珍しい設備や遊具があるため、普段と違う風に楽しめると思ったからです。
遊具について
すべり台
すべり台というよりは、上って楽しむ遊具です。
複合アスレチック
うちの幼児たちには難しいものでしたが、小学生たちが嬉々として遊んでいました。
ブランコ
大きいブランコと小さいブランコがあります。
数々のロープアスレチック
木々にロープを張り巡らせた本格的なアスレチックです。こちらも小学生向け。
レンタルできるもの
・ネコ車やリアカー
・スコップ
・碁石、碁盤
・やかん
・竹馬
・ストライダー
・おままごとセット
うちの3歳の娘は、やかんでもくもくと水を運ぶのに熱中していました。生まれて初めて触ったリヤカーも気に入った様子でした。
息子はネコ車に乗せられた土をいじくって遊ぶのにハマっていました。
その他
トイレは多目的トイレがあります。おむつも替えられます。
※注意点
・怪我に注意!
このプレーパークのモットーは、「自分の責任で自由に遊ぶ」こと。
(本ページにも画像3枚目ご参照願います)
「あれもダメ、これもダメ」といった制限をできるだけ無くし、子どもたちが自由に遊べるよう考えられて作られたのがこの公園です。
この公園にある遊具は、プレーリーダーやボランティアを中心とする方々が作ったものです。もちろん安全に遊べるよう考えて作られてはいますが、遊んでいて怪我をしてしまっても自己責任。
このモットーに共感した上で、子どもを遊ばせてくださいね。
子どもたちは、大人が思っているよりしっかり考えています。
ボール遊びをしている子たちが、うちの幼児たちを見て「ボールが当たらないように気をつけよ!」と、「怪我をさせない、しない」ように気をつけている場面を目の当たりにしました。
・かなりどろんこになります
遊びに行った日は、スプリンクラーが稼働していました。
子どもたちは大喜びですが、びしょぬれ&どろんこになります。
・タオル
・着替え
・汚れる覚悟
があると良いでしょう。