令和を駆け抜けるOLの育児日記

30代OL三児育児中。共働き。ブログテーマは子育て、お出かけ、節約、株。

MENU

国立感染症研究所が新型コロナウイルスのエアロゾル感染を認める。子どもたちへのコロナ対策への見直しについて考えてみました。

先日、国立感染症研究所が、新型コロナウイルスの感染経路としてエアロゾル感染を追加しました。

エアロゾル感染があるということは、一見、「より厳格なコロナ対策を講じないといけないのでは」と思う方も多いかもしれません。

しかし、中国のようにゼロコロナを目指すのか?

これ以上経済を低迷させ、少子化を加速させていいのでしょうか。また、子ども達が日常的にマスク着用を強いられ、様々な行事を諦める現状を許していいのでしょうか。

今一度、政府はコロナ対策を見直す必要があると思うので、特に子どもたちに強いているコロナ対策の中で、見直して欲しいことをまとめてみました。

 

新型コロナウイルスが発見された当初は接触感染、飛沫感染が感染経路だとして数々の感染症対策が取られてきましたが、このように新しい事柄がわかったのに一向に感染症対策は変更されません。

それどころか、子ども達にマスクを推奨し、半ば強制的にマスクをさせている現状に怒りがわいてきます。

f:id:kabutomushimesu:20220331232157p:plain



 

エアロゾル感染とは

エアロゾル感染というのは、マイクロ飛沫、エアロゾル、バイオエアロゾルとも呼ばれる空気中をただよう微小粒子の飛沫内に病原体が含まれていて、この微小粒子を介して感染することを指しており、感染経路として「飛沫感染」と「飛沫核(空気)感染」を包含している用語で、エアロゾル感染は世界的に統一した定義や見解はないようです(一部には空気感染と表現している場合もありますが、いわゆる空気感染とは原理が異なります)

 

引用元

エアロゾル感染とは | 大衛株式会社|産科・医療・衛生用品ブランドのアメジスト

 

実は、2021年の時点で、WHO及び厚生労働省は「エアロゾル感染の可能性がある」との見解を出していたのですが、今回、国立感染症研究も同じような見解を発表をしました。

毎日新聞の記事を読む限り、換気を積極的に行うことが重要なんだろうと認識できます。

mainichi.jp

 

余談ですが、飛沫対策として取り入れられたアクリル板は、換気を妨げ、感染のリスクを高める場合もあるという指摘もあります。

「アクリル板」実は感染対策に逆効果だという衝撃 | The New York Times | 東洋経済オンライン | 社会をよくする経済ニュース

 

 

見直して欲しい子どもへのコロナ対策

一律のマスク着用

今、日本では、外出しているほとんどの人はマスクを着用しています。

保育所でも3歳以上にはマスク着用を求めるところがあり、小学生以上の学生もマスクを着用しています。

マスク着用は厚生労働省が出している「新しい生活様式」に基づき推奨されています。

今では、三密(密接、密室、密集)とマスク着用、こまめなアルコール消毒等のコロナ対策は当たり前になっています。

しかし、子ども達、特に未就学児では正しくマスク着用できないので、保育所や学校でのコロナ感染を防ぐのはほとんど不可能ではないでしょうか?

というのも、エアロゾル感染するということは、感染者が呼吸をするだけで周囲に感染させるリスクが発生するということです。

子ども達に、コロナで重症化や死亡するケースがほとんどないのであれば、コロナと共存していく道しか残されていないと思います。

 

少し逸れますが、私には疑問に思っていることがあります。

確かにマスクには飛沫を防ぐ機能はありますが、2021年末にコロナ第5波が終息したときも国民はほとんどマスク着用していましたし、第6波の際も皆マスクしていました。

それなのにコロナは再拡大しています。

マスク着用を撤廃した国々も、マスクに関係なく増減を繰り返しています。

このことから、コロナ対策としては、マスク着用に大きな効果があるとは思えないんですよね。他の病気が減ったという話も聞きますが、検診控えで深刻な病気が見過ごされてしまったという話もあります。

先日行われたG7に出席した岸田首相もマスクしていませんでしたし(G7首脳会合及び各国首脳との会談等 | 首相官邸ホームページ

アカデミー賞の受賞式でもマスクしている人はほとんどいませんでした。

今や海外ではマスクを着用している人は少数だと思います。

海外で行われるスポーツ中継を見ても観客はマスクしていません。それどころか、海外と中継を行っているアナウンサーもしていません。

子どもは保育所や学校でマスクを外すことができません。大人が変えていかなければならないと思います。

 

※子どもへのマスクに関する記事も書いているので良ければ見てください。

kabutomushimesu.hatenablog.com

 

コロナを理由にした行事や大会の中止

2020年2月頃から様々なイベントの開催の自粛が求められています。

現在、新型コロナウイルスが変異してオミクロン株が流行している状況で、新たな変異株の流行の兆しがあります。

これまで、変異株が発見されるたびに、過剰な対策をとることによって学生の部活の試合や修学旅行、遠足等のイベントが中止に追い込まれています。

子どもにはほとんど重症化しない新型コロナウイルスに対して、どうして一律に自粛やイベントの中止を求められるのでしょうか。

「高齢者に感染させるかもしれない」「より強毒化してるかもしれない」という意見がありますが、そもそも現在の日本では子どもは高齢者との接点があまりなく、大会もリスクの低い人たちしか参加していないはずです。そして、感染するのが怖い人は家にいればいいだけの話です。

強毒化を恐れるなら永遠にコロナ対策を取り続ける必要があるのですが、現実的ではありません。現に海外の国では規制を解除し始めています。

つい先日も高校野球でコロナ陽性者が出たチームの出場辞退というニュースがありました。

センバツ高校野球 広島商が出場辞退 チーム内でコロナ感染 | NHK | センバツ 高校野球

ラグビーも、濃厚接触者が出たというだけで出場辞退の勧告を受け、出場を辞退した高校もあります。

コロナ巡り 高校ラグビー決勝中止 - Yahoo!ニュース

学生が部活に一生懸命打ち込んできた成果を出す機会すら奪われるのは理不尽です。

そして、その理由も大人の保身のためみたいなものだと、将来禍根を残しかねません。

東京オリンピックを開催できた実績があるのにそれを生かし切れていないような気がします。

コロナを理由に行事を中止するのを今すぐにやめるように政府は通達を出して欲しいです。

 

過剰なアルコール消毒

現在、日本中の至る所にアルコール消毒のボトルや機械が設置されています。

施設に入るとき、往々にしてアルコール消毒を求められます。

しかし、アルコール消毒が設置されている場所は、ちょうど未就学児の目線の高さくらい。目にアルコールが入ってしまう恐れがあり、注意が必要です。

なにより、大人より弱い肌にアルコール消毒を繰り返すのも悪影響な気がします。

 

最後に

日本では一度決められたことはなかなか変更されないという問題点があると思います。

新型コロナウイルスが発見されてから数々の変異株が出てきて、感染力が強まったものの致死率はかなり低下しています。

しかし、未だにコレラ結核などの感染症よりも強い隔離措置が取られ、PCR検査の陽性者は数日隔離され、また濃厚接触者についても隔離されます。

海外では、ノーマスクでの生活を行い、コロナに関する規制もだんだんと撤廃されている中、日本では未だに水際対策を続けていて経済の回復への道のりは遠いです。

経済への打撃と関連し、婚姻数と出生数は予想より下回り、少子化を加速させてしまいました。

せめて、子ども達に、当たり前の日常を取り戻したいです。

そのためには、私たちがコロナに関する認識を変えていく必要があるのではないかと思います。

 

関なおみ著の、『保健所の「コロナ戦記」TYOKO2020-2021』についての記事もよろしければ。

kabutomushimesu.hatenablog.com